エリア情報

プノンペン

 カンボジアの首都であるプノンペンは、近年近代化が進む大きなショッピングモールが立ち並び、田舎の風景は全く見受けることはできません。カンボジアの歴史を知る為にキリングフィールドにてポルポト時代の悲しい収容所の風景を学び、ノロドムとシアヌークの並木街の間の合流点にある独立記念塔のモニュメントを覗き、そしてプノンペンの創設者であると言われているポニャーヤット王の遺灰が納められているワットプノンを見学した後は、川沿いにあるお洒落なレストランで一息をつく。都心ならではのカンボジアの楽しみ方がそこにはあります。

◆セントラルマーケット

  プノンペンのセントラルマーケット(Central Market、カンボジア語で「プサー・タメイ」または「Psar Thmei」)は、カンボジアの首都プノンペンにある有名なマーケットです。1937年に建設され、黄色のアール・デコ様式のドーム型建築が特徴的で、観光スポットとしても人気です。

  ここでは、宝石や時計、衣類、靴、電子機器、お土産、食料品、花など、多様な商品が販売されており、地元の人々と観光客で賑わいます。また、マーケット内には食品コーナーがあり、カンボジアの伝統的な料理を味わうこともできます。

  セントラルマーケットは、プノンペンの中心部に位置しているためアクセスも良く、周囲には多くのレストランやカフェもあります。

◆ナイト・マーケット

  ナイトマーケット(夜市)は、夕方から夜にかけて開催される屋外市場で、アジア各地で人気があります。特に東南アジアの国々では観光名所としても知られ、食事やショッピング、エンターテインメントを一度に楽しめるため、現地の人々や観光客に愛されています。

 ナイトマーケットでは、以下のような特徴的な要素が見られます:

 1. 食べ物屋台: 伝統料理から軽食、デザートまで、多種多様な料理が楽しめます。地元の食材を使った料理や、グリル、フライ、蒸し料理など、バラエティ豊富な料理をリーズナブルに味わえます。

 2. ショッピング: 服、アクセサリー、靴、手作りの工芸品、お土産などが並びます。現地のアートや伝統工芸品、独自のデザインの服など、マーケットごとに特色があるのも魅力です。

 3. エンターテインメント: 多くのナイトマーケットには、ライブ音楽やダンスパフォーマンス、ストリートアートなどのエンターテインメントが用意されており、夜市の雰囲気を一層盛り上げます。

 4. 観光スポット: 多くのナイトマーケットは観光客向けの施設として整備されているため、観光地の一環として訪れる人も多いです。観光客と地元の人が集まり、異文化交流の場にもなっています。

ナイトマーケットは、活気ある雰囲気や現地の生活文化を体験するのに最適なスポットです。  

◆ワット・プノン

  丘の上に立つ寺院で、プノンペンで最古の仏教寺院のひとつです。階段を登ると黄金の仏像がある本堂があり、本堂の西側には1434年にプノンペンに都を移したポニャー・ヤット王の塔が立っています。

 ワット・プノンからトレンサップ川へ出ると、観光船乗り場があります。1時間コースや2時間~半日コースなどがあります。船会社の事務所で申し込むか、直接船と交渉して利用します。

 シルバーパゴダ

  シルバーパゴダ(Silver Pagoda、カンボジア語で「ワット・プラケオ」)は、カンボジアの首都プノンペンの王宮(ロイヤル・パレス)敷地内にある美しい仏教寺院です。正式名称は「ワット・ウボーソット・プラ・ケオ・モラカット(Wat Preah Keo Morakot)」で、直訳すると「エメラルドの仏塔」という意味を持ちますが、床に敷き詰められた5,000枚以上の銀のタイルから「シルバーパゴダ」とも呼ばれています。

◆国立博物館

  カンボジア国立博物館(National Museum of Cambodia)は、カンボジアの首都プノンペンにある国内最大の博物館で、カンボジアの豊かな歴史や文化を知ることができる貴重な場所です。1920年にフランス人建築家ジョルジュ・グロリエによって設立され、クメール文化とフランス植民地時代の影響を受けた伝統的なクメール建築様式で設計されています。美しい赤い外観の建物は、市内でもひときわ目を引き、庭園や池も含めた落ち着いた雰囲気が漂います。

トゥール・スレン博物館

  トゥール・スレン博物館(Tuol Sleng Genocide Museum)は、カンボジアの首都プノンペンに位置し、クメール・ルージュ政権(1975年-1979年)による虐殺の歴史を記憶にとどめるための重要な場所です。この博物館は、かつてS-21と呼ばれた収容所で、クメール・ルージュ時代には多くの人々が政治犯としてここで拘束され、厳しい拷問を受け、最終的に多くの人が命を落としました。

◆アプサラ・アーツ・アソシエーション(Apsara Arts Association)

  アプサラ・アーツ・アソシエーション(Apsara Arts Association)は、カンボジアの伝統舞踊や音楽、演劇などの文化芸術を保存し、次世代に伝えていくために設立された団体です。プノンペンに拠点を置き、特に若者や子どもたちに対して、カンボジアの古典舞踊や民俗舞踊の教育や訓練を行っています。団体名にある「アプサラ」は、古代クメール文明における美しい天女のことで、アンコール・ワットの彫刻やクメール舞踊の象徴的な存在です。

ソヴァンナ・プーム・アソシエーション(Sovanna Phum Association)

  ソヴァンナ・プーム・アソシエーション(Sovanna Phum Association)は、カンボジアのプノンペンに拠点を置き、伝統的な影絵芝居や舞踊、音楽など、カンボジアのパフォーミングアーツを保存し普及させるために活動する団体です。1994年に設立され、特にカンボジアの伝統的な影絵芝居(スバエク・トム)と呼ばれるパフォーマンスに力を入れています。この団体は、カンボジア文化の復興と保存において重要な役割を果たしています。

◆レストラン、カフェ

  プノンペンには、カンボジア料理や国際的なメニューを楽しめる多彩なレストランやカフェが数多くあります。伝統的なクメール料理を堪能できるお店から、おしゃれなカフェ、モダンなフュージョンレストランまで、さまざまな選択肢が揃っています。ここでは、観光客に人気のあるカンボジア料理のレストランや、プノンペンらしい雰囲気のカフェをいくつかご紹介します。

シェムリアップ

   シェムリアップ(Siem Reap)は、カンボジア北西部に位置する都市で、アンコール遺跡群への玄関口として知られています。観光業が非常に発展しており、多くの観光客がアンコール・ワットをはじめとする歴史的な遺跡や寺院を見学するために訪れます。ここでは、シェムリアップについての基本情報と観光ポイントをいくつかご紹介します。

主な観光スポット:

1. アンコール・ワット

  世界遺産に登録されているヒンドゥー教の寺院で、巨大な規模と美しい彫刻が見どころです。日の出や日の入りの時間帯に訪れると、特に幻想的な光景を楽しめます。

2. アンコール・トム

  アンコール朝の首都で、バイヨン寺院の四面仏像が有名です。寺院全体に石像やレリーフがあり、歴史的な見応えがあります。

3. タ・プローム

  密林に覆われた神秘的な寺院で、自然と遺跡が融合した姿が印象的です。映画「トゥームレイダー」の撮影場所としても知られています。

4. トンレサップ湖

  東南アジア最大の湖で、ここでは浮き家や漁村の生活を体験できます。現地の文化や生活に触れる観光ツアーも人気です

➨他の有名な観光名所もたくさんございます。

シェムリアップの魅力

  文化体験: クメール文化に触れるダンスショーや、伝統工芸品を扱うマーケットも充実しています。

料理: クメール料理のレストランや屋台が豊富で、アモック(ココナッツミルクを使った魚のカレー)などの郷土料理も楽しめます。

オールドマーケット

 オールドマーケット(Old Market)は、シェムリアップで最も有名なマーケットのひとつで、地元の人々と観光客の双方に人気のスポットです。「プサーチャー」とも呼ばれ、アンコール遺跡を巡る観光客が立ち寄る定番の場所でもあります。オールドマーケットの特徴と楽しみ方についてご紹介します。

ナイトマーケット

  ナイトマーケット(Night Market)は、夕方から深夜にかけて営業する市場で、観光客に非常に人気のあるスポットです。オールドマーケットとはまた違った雰囲気があり、活気あふれる夜の街並みが楽しめます。主にシェムリアップ市内のパブストリート周辺にあり、食べ物やお土産、エンターテイメントなどが充実しています。

◆パブストリート

 パブストリート(Pub Street)は、シェムリアップの観光中心地にあるナイトライフスポットで、多くのレストラン、バー、カフェ、ナイトクラブが集まる賑やかな通りです。特に夕方以降になると地元の人や観光客でにぎわい、音楽やカラフルな照明が街を彩り、エネルギッシュな雰囲気に包まれます。アンコール遺跡観光を終えた後、リラックスして過ごす場所として、多くの観光客に人気があります。

アンコール国立博物館

 アンコール国立博物館(Angkor National Museum)は、カンボジアのシェムリアップにある大規模な博物館で、アンコール遺跡群に関連する貴重な歴史的資料や美術品を展示しています。アンコール遺跡やカンボジアの歴史・文化についてより深く知ることができるため、アンコール・ワットや周辺の遺跡を訪れる前に立ち寄るのがおすすめです。

◆戦争博物館

  シェムリアップの戦争博物館(War Museum Cambodia)は、カンボジアの過酷な歴史、特にクメール・ルージュ時代や内戦に関する展示を行っている博物館です。戦争の爪痕や、その影響を受けたカンボジアの歴史を理解するための場所であり、戦争の悲惨さと平和の大切さを感じさせられるスポットです。

アプサラダンスショー

  アプサラダンスショーは、カンボジアの伝統的な舞踊で、特にアンコール遺跡の壁画に描かれている「アプサラ(天女)」をモチーフにした美しいダンスパフォーマンスです。このダンスは、神話や伝説に基づいた動きで構成されており、カンボジアの文化と歴史を感じさせる芸術的なショーとして、多くの観光客に人気があります。シェムリアップでは、アプサラダンスを楽しめるショーがいくつかのレストランや専用劇場で毎晩開催されています。

◆影絵芝居

  カンボジアの影絵芝居(スバエイク・トム / Sbek Thom)は、カンボジアの伝統的な人形劇で、国の無形文化遺産にも登録されている大切な芸術です。影絵芝居は、動く人形と光を使って物語を語る伝統芸で、特に「ラーマーヤナ」や「マハーバーラタ」などのインド神話やカンボジアの伝説を題材にして演じられます。この芝居は、カンボジアに伝わる昔ながらの表現技法で、村人たちが集まって観劇を楽しむ文化が息づいています。

カンボジアミュージカルサーカス「ファー」

 カンボジアのミュージカルサーカス「ファー」(Phare)は、シェムリアップで観光客に人気のあるパフォーマンスショーです。Phareサーカスは、カンボジアの伝統文化、現代のストーリー、アクロバティックなパフォーマンスを融合させたユニークなエンターテインメントで、社会的なメッセージや歴史的なテーマも多く扱っています。芸術的でダイナミックなステージに、ミュージック、ダンス、演劇が組み合わさり、カンボジアの若者たちの情熱とエネルギーが感じられるショーです。

シアヌークビル

 カンボジア第三の観光地といわれる海に囲まれたリゾート地シアヌークビル。シアヌークビルは、プノンペンからは車であれば4時間、飛行機であれば1時間程の場所にあります。カンボジアの唯一のビーチリゾートというだけあって、海沿いのレストランやホテルなど近年益々リゾート開発が進み、観光客にとても嬉しい環境が整ってきています。さらに、近年、シアヌークビルが世界の美しい湾を選ぶ「世界最美湾クラブ」に入ったことにより、一層リゾート化が進んでいます。海沿いのレストランで、シアヌークビル近郊の海で採れた新鮮な海産物を食べながらゆっくりとした時間を楽しむことができ、最高の贅沢となるでしょう。

◆オーチュティルビーチ

 町の南に広がる2kmの長さの美しいホワイトサンドビーチです。海岸沿いにレストランやホテルが並んでいます。観光客が多いため近辺のレストランでは英語が通じるので、注文に不自由することもないでしょう。

  セレンティビティビーチ

 オーチュティルビーチのすぐ北隣のビーチです。町の中心から程近い人気のビーチです。

天候がいい日の晴れ渡る空と青い海のコラボレーションはまさに絶景です。

 ◆ビクトリービーチ

 港のそばのビーチで、シアヌークビル市民の憩いの場所になっています。地元市民にも愛されるこのビーチでは地元の人が売っている焼きエビなどを楽しむことができます。暑い日差しの中の冷えたアンコールビールと地元で採れたエビは最高の相性です。

 ◆レアム国立公園

 1993年に国立公園に指定されました。2万1千ヘクタールの広さの公園内の熱帯雨林やマングローブの林には野生動物が住み、それらの動物を観察することができます。美しいビーチや島、サンゴ礁などを巡るボートツアーがあり、公園内のゲストハウスや旅行社のツアーに申し込んで参加することができます。また、レアム国立公園の公園事務所ヘッドクォーターでもツアー申し込みができます。

 ◆海鮮レストラン

 シアヌークビルの楽しみの一つが、海で採れる新鮮な海の幸です。数多くのレストランが海の幸をメインとした料理を取り扱っています。ビーチ沿いにはエビやシャコをその場で焼いて売っている現地の人をよく見かけます。採れたて焼き立ての海の幸は絶品です。