バンテアイ・スレイは「東洋のモナリザ」とも称される美しいレリーフが特徴の遺跡です。アンコール遺跡群の中でも特に繊細な彫刻が施されており、「クメール美術の最高傑作」とも言われています。アンコール・ワットから約37km離れているため、少し遠出になりますが、その価値は十分にあります!
1. 繊細で美しい彫刻(レリーフ)
バンテアイ・スレイ最大の魅力は、赤色砂岩で造られた緻密な彫刻です。他の遺跡と比べて保存状態が非常に良く、神々や神話の場面が細かく描かれています。特に以下のレリーフが必見です。
東洋のモナリザ:美しく微笑む女神の彫刻(デバター)。
乳海攪拌(にゅうかいかくはん)の場面:ヒンドゥー神話の有名なシーンが描かれています。
シヴァ神とカーリー女神の戦い:迫力のある戦闘シーンが刻まれています。
2. 他の遺跡とは異なる「赤色砂岩」の寺院
アンコール遺跡群の多くは灰色の砂岩で造られていますが、バンテアイ・スレイは赤みを帯びた砂岩で建てられています。そのため、朝や夕方の太陽の光を浴びると、さらに鮮やかな色合いになり、より幻想的な雰囲気を楽しめます。
3. コンパクトで回りやすい遺跡
バンテアイ・スレイは小規模な遺跡なので、約30〜45分でじっくり見て回ることができます。他の大規模な遺跡(アンコール・ワットやアンコール・トム)とは異なり、徒歩で無理なく見学できるのも魅力です。
4. 周囲の自然と静寂な雰囲気
バンテアイ・スレイは森の中にひっそりと佇む遺跡で、観光客も比較的少なく、静かに遺跡の美しさを堪能できます。遺跡周辺には木々が生い茂り、鳥のさえずりや風の音が心地よいです。
5. バンテアイ・スレイ博物館(Banteay Srei Exhibition)
遺跡の近くには、バンテアイ・スレイ博物館があります。ここでは遺跡の歴史や彫刻の詳細な解説が展示されているので、訪れる前に立ち寄るとより理解が深まります。
観光のポイント
朝早く訪れるのがオススメ!(昼間は暑くなりやすい)
トゥクトゥクやレンタカーでの移動が必要(アンコール・ワットから約1時間)
遺跡周辺の田園風景も楽しめる(のどかな景色が広がっています)
バンテアイ・スレイは、アンコール遺跡群の中でも芸術性が際立つ特別な場所です。歴史や美術が好きな方には特にオススメですよ!